統計用語集一覧
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あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行
50音
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統計用語
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概要説明
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【あ行】
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一次統計・加工統計
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統計を作成過程で分類すると、一次統計(基礎統計)と加工統計(二次統計)に分けられる。
一次統計は、統計を作成することを目的に行われる調査統計と行政機関などが業務上の必要から集めた業務記録をもとに作成する業務統計がある。
加工統計は、一次統計に何らかの加工処理を行って得られる統計のことで、各種の理論を背景とした推計法に基づき一次統計の組合せ加工によって作成される。国民経済計算や鉱工業生産指数などがある。
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移動平均 ⇒
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【か行】
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加重平均 ⇒
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拡大・縮小 ⇒
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基準改定
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例えば、鉱工業指数はラスパイレス数量算式を採用しているため、基準年から離れるにしたがって、品目間の相対価格の変化や、構成割合の変化などから実際の生産活動と指数の動きにズレが生じる。そのため5年毎に、採用品目の入れ替え、ウェイトの再計算を行い実際の生産動向を反映するようにしている。このように基準年を一定の周期で変更することを、基準改定という。
さらに詳しい説明
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季節調整
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経済に関する時系列データは、1年の周期で、季節の変化や社会慣習などの変動を含んでいる。この変動を元のデータから取り除くことを季節調整という。
季節変動は1年の周期だから、これを取り除くのに12か月の移動平均が用いられる。季節調整を適用するのに、毎月行いその都度過去にも遡及する同時調整と、将来の月々の季節変動分をまとめて予測し1年間はその予測値を適用する方法とがある。予測季節調整は、1年に1度、原データに修正があれば修正し、季節調整をやりかえる年間補正を行う。
さらに詳しい説明
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寄与率・寄与度 ⇒
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【さ行】
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指数 ⇒
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上昇・低下・下落 ⇒
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人口
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・常住人口
調査時に調査地域に住んでいる人を調査し、把握した人口。「夜間人口」ともいう。
・昼間人口
ある地域に常住する人口 (常住人口)に,その地域に通勤者または通学者として流入する人口を加え、その地域から通勤者、通学者として流出する人口を差し引いた人口。
・国勢調査人口
国勢調査による常住人口。
・推計人口
直近の国勢調査人口を基準人口として、住民基本台帳と外国人登録からその後の自然動態(出生・死亡)と社会動態(転入・転出)を加減して推計している人口。
・住民基本台帳人口
住民基本台帳により市区町村の住民票に記載されている人口。
・将来推計人口
「国立社会保障・人口問題研究所」が将来予測した人口。
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人口年齢区分
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年少人口 0歳~14歳。
生産年齢人口 15歳~64歳。
老年人口 65歳以上。
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推定 ⇒
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全数調査・標本調査 ⇒
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増加・減少 ⇒
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増加率 ⇒
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増減・指数
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統計数値の変化を比較する方法に指数や増加率がある。指数は基準となる数値に対する比、増加率は比較する数値と基準となる数値の差分の基準となる数値に対する百分比である。
増加率を全体に対する内訳の構成比で修正した値が寄与度、寄与度の構成割合が寄与率である。
増加を表す言葉は場面によって、拡大・縮小、上昇・低下・下落、増加・減少、ポイントなどが使い分けられる。
さらに詳しい説明
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速報・確報
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鉱工業生産指数、家計調査など月次報告される統計調査には、速報値が公表されるものが数多くある。経済産業省の鉱工業生産指数月報や商業統計調査などは速報の公表の後に確報の公表がある。
また、国のGDP統計は、速報性と正確性のトレード・オフの関係を考慮して四半期推計・年次推計において定期的な改定が行われている。年次推計は毎年12月以降に前年度、前暦年及び四半期の数値が確報として公表されている。併せて、前々年の確報値も改定して確々報としている。結果として四半期値は1次速報→2次速報→確報→確々報と改定され、年次値は四半期値の合計である速報→確報→確々報と改定される。
島根県の鉱工業生産指数は、月報は速報のみである。速報の改定は翌月の速報で行われる。年度版で、年間補正としてその後の改定と季節調整替えが行われる。また、島根県の県民経済計算四半期速報も速報のみである。年報が発行されるまでの暫定値という扱いである。
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【た行】
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デフレータ ⇒
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【な行】
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年間補正 ⇒
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【は行】
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秘匿
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ある区分に該当する客体数が少なく、その結果数値を公表することにより、調査客体の個別の情報が判明してしまうおそれがある場合は、該当するセルを実際の数値ではなく別の記号に置き換える等、秘匿処理が行われる。
秘匿の方法は、非表示、合計からの引き算により秘匿対象が判明する場合の二次秘匿処理、表章単位の丸め、表章区分の統合などがある。
(参考)統計表で用いられる主な記号
「0」 単位未満の数値であることを示す。四捨五入などにより数値を丸めた結果、表示すべき最下位の桁が1に達しない場合に用いる。
「-」 該当数値がないことを示し、「0」と区別 する。
「」 該当数値が不詳又は不明であることを示す。
未調査、未集計などのため、数値が計上できない場合に用いる。 「p」 暫定数値であることを示し、統計数値の前に付す。調査結果を速報する場合などで、その段階で確定値が得られていないときに用いる。provisionalの略。 「r」 改定数値であることを示し、統計数値の前に付す。暫定値を改定する場合などに用いる。revisionalの略。 「x」 該当数値が秘匿されていることを示す。調査客体の数が少ないため、そのまま計上すると個々の調査客体の秘密が漏れるおそれのある場合に用いる。 |
標準誤差 ⇒
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標準偏差 ⇒
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標本誤差 ⇒
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分布・平均・分散
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一次元の統計データの特徴を把握する方法に、度数分布表、分布図(ヒストグラム)がある。例えば試験の点数を変数としてある幅の点数の人数が何人という形で変数と度数の関係を表す。分布図は統計データの散らばり具合を視覚的に表現する。
データの散らばり具合を数量的に表すには、各データと平均との差を用いて表現する分散や標準偏差を用いる。互いに単位の異なる測定値のバラツキを比較する場合は変動係数を用いる。
平均といえば通常はデータの和を個数で割った算術平均を意味するが、重みを加味した加重平均も時に用いられる。
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分散 ⇒
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平均 ⇒
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変動係数 ⇒
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ポイント ⇒
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母集団と標本
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統計の対象とする集団を母集団という。統計調査は、対象をすべて調査する全数調査と一部を抽出して調査する標本調査がある。この抽出された一部分を標本と呼ぶ。標本調査は無作為に抽出する。標本調査は、母集団の性質を推定するために行う。標本の値を母集団の値の推定値と考えると、標本を確率的に抽出することに起因して誤差が生ずる。これを標本誤差という。標本誤差は実際にはわからないので、通常は標準誤差を尺度として用いる。
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【ま行】
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名目値と実質値
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経済指標を見るとき、その時々の市場価格で表示した価格が名目値であり、物価変動の影響を取り除いたものが実質値である。実質値は名目値を物価指数(デフレータ)で割ることによって求められる。
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